コラム

●プロテーゼ（鼻）抜去のダウンタイムは？


・腫れ・内出血
プロテーゼ抜去によるダウンタイムは少ないです。直後は麻酔の影響で腫れはあり、直後がピークです。数日で腫れはほとんど軽快します。１週間後には少なくとも完成と言えるでしょう。
内出血は出る時と出ない時があります。出た場合は１〜２週間かけて吸収されていきます。
また、稀に頬に内出血が出てしまう場合もありますので注意が必要となります。


・痛み
痛みは麻酔の注射です。
麻酔の注射が終わってしまえば通常手術中の痛みはありません。
術後も少しジンジンする程度の痛みはあるかもしれませんが、強い痛みを感じることはありません。
なお、麻酔の注射の痛みも眼窩下神経ブロックをすればかなり少ないです。
眼窩下神経ブロックは頬部の眼窩下神経孔に麻酔の注射を打つ施術です。


・傷跡
傷跡は鼻の穴の中に数ミリ〜1cm程度できます。
プロテーゼ隆鼻術で挿入する時と同じように傷跡ができます。
なお、傷跡は吸収性の糸で縫合します。
1ヶ月もすると自然に糸はポロポロと取れていきます。
外見上は傷跡はまず分からないです。



●鼻プロテーゼを抜去すべき６つの状態

ただ、以下の６点の理由・状態ですとプロテーゼを抜去する必要性があります。

１　感染
シリコンプロテーゼが稀に感染してしまうことがあります。
感染してしまうと、赤く腫れ痛みが出ます。
感染した場合は抗生剤で軽快する場合もありますが、軽快しないことも多いです。
その場合、プロテーゼを抜去することになります。
なお、シリコンシリコンプロテーゼの入れ替えは感染してしまった場合は１ヶ月間程度空けた方が良いでしょう。


２　プロテーゼが動く・曲がる
通常、プロテーゼは骨膜下に挿入されています。
しかし、皮下に挿入されてしまった場合はプロテーゼの固定が不十分なこともあります。
プロテーゼが動いたりまた曲がってしまう場合があります。
その場合、抜去した方が良いでしょう。


３　長年の経過で皮膚が薄くなりプロテーゼの輪郭が見える
皮膚が薄くなり、プロテーゼの輪郭が見えてしまうことがあります。
その場合は外見上の改善のためにプロテーゼを抜去した方が良いでしょう。


４　鼻先が赤くなりプロテーゼが露出する
鼻先が赤くなり、皮膚が薄くなりプロテーゼが露出してしまう場合があります。
プロテーゼが露出してしまうと見た目上はもちろんのこと感染してしまいます。
そのため、抜去する必要があります。


５　高さなど仕上がりが気に入らない場合
プロテーゼの仕上がりが気に入らない場合は抜去して入れ替えた方が良いでしょう。
種類によって鼻根部・鼻筋部の高さの調整はもちろんのこと、細さも調整も可能です。
また、抜去＋入れ替えは基本的には同日に可能なことが多いです。


６　凸凹したり硬くなった場合
質の悪いプロテーゼが挿入されていたり、施術の仕方によっては長年の経過でプロテーゼが石灰化してしまう場合があります。
石灰化してしまうと少し凸凹したり、触った時に硬く感じる場合があります。
その状態が気になれば抜去した方が良いと言えるでしょう。



●鼻プロテーゼ取り出しの詳細情報

施術時間：10〜20分
ダウンタイム：１週間
抜糸：なし
固定：なし
洗顔：３日後から
シャワー：当日から(顔を濡らさないように)
入浴：３日後から
メイク：３日後から
リスク：腫れ・内出血・左右差・傷跡



●価格・料金

５万円